ブラン・ド・ブランのスペシャリスト「ドゥラモット」30年ぶりの変化となったミレジメ2008
約100年で30数回のみのリリース。幻のシャンパーニュ「サロン」と、その姉妹メゾン「ドゥラモット」の両メゾンの社長を21年務めるディディエ・デュポン氏が来日。
30年ぶりの変化を加えた、新しいミレジメを社長よりご紹介いただきます。
古くからのブラン・ド・ブランの専門家
まずはドゥラモット社について。
ドゥラモットは1760年に創業しました。既に200年以上の歴史をもっていることになります。ドゥラモットは最も古いシャンパーニュメゾン5つのうちの一つです。今は11代目の当主が私です。
初めてブラン・ド・ブランというカテゴリのシャンパーニュを造り始めたのが、サロン社の設立者であるウジェーヌ・エメ・サロン氏です。
ドゥラモットというのはブラン・ド・ブランのスペシャリストとして生産を続けてきました。それと同時にサロンというブラン・ド・ブランの姉妹メゾンでもあります。つまり100%シャルドネを使ったシャンパーニュのスペシャリストです。
ドゥラモットで生産しているワインは、クオリティに集中しているため、4種類のみです。ラインナップを絞ることでクオリティを上げる狙いです。
ブラン・ド・ブラン ミレジメ2008
ドゥラモット社にとって2008年は変化の年でした。
30年間4つの特級村をアッサンブラージュしてミレジメを造ってきました。2008年からはさらに特級シュイィ村と特級オワリー村を加えて6つの特級村を使っています。
2008年は収穫の時点でとても素晴らしいブドウでした。2007年と比較して男性的なスタイルのワインとなります。力強さを発揮していて、そういう意味で比較試飲を2007年からにしました。
まだまだ若々しい10代の子供のよう、40年後にも楽しめるワインになっています。そういう意味で次の世代も楽しめるワインです。
それぞれのヴィンテージの好みが分かれると思います。
< ここでプロの参加者による挙手。2008がわずかに多い投票に。 >
香りがとても素晴らしく、ワインは香りで飲むといいますが、グラスの中の温度が上がってくるとまた変化が出てきます。自分にとっては偉大なムルソーを感じさせるブルゴーニュの輪郭を備えたシャンパーニュであると思います。
2つのグラン・クリュを加えた狙い
2つの村を加えた狙いは更に厚みと広がりを加えるためです。2008年以降も6つの村をアッサンブラージュしていきます。2008年以前はシュイィ村とオワリー村の樹齢が若く、ミレジメに入れるには納得出来るものではありませんでした。
1990年台のはじめに植えたもので、2008年に十分納得できるクオリティのブドウが収穫できるようになりました。もう一つの理由は2つのグラン・クリュを加えることでより複雑味が出るからです。それぞれの材料が別々の味わいをワインにもたらしているといえます。2008はヴィンテージ自体が素晴らしかったので加えるきっかけとなりました。
今年4月にリリースし、既にメゾンでは完売となったドゥラモット ブラン・ド・ブラン 2008。
今年イギリスで行われたシャンパーニュのブラインドティスティングで、100種類以上の中から1位の表彰を受けています。
2007と2008が揃うこのタイミングをお見逃しなく!
営業日のご案内
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